やまぺんブログ

一眼レフ時々釣りする塗装職人 

塗料について 油性(溶剤)と水性の違い

 

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こんちにわ。やまぺんです。

今回は

  1. 油性(溶剤)塗料
  2. 水性塗料

 

についてです。

 

DIYでお家のベンチ(木材)を塗ってみよう。家の門(おそらく鉄)を塗ってみよう。

と、急になにか塗りたい衝動が起こる時は皆さんありませんか?

 

おそらく、無いかと思われます。( ;∀;)

 

だがしかし、もし急に塗りたい衝動が出てきてしまった時に急いでホームセンターに行き塗料を買おう!と思ったそんな時に

 

色んな塗料がある~~~(´;ω;`)ウゥゥ

 

何を買ったらいいんだろう。。。そういう時は店員さんに聞いてみよう!!

店員さんをウロウロ探して、いざ見つけた!!

 

 

 


私『店員さん!!木のベンチを塗りたいんですけど何かいい塗料ありますか?』

店員さん『木ですとこちら(水性)がおすすめです。』

私『こっちには油性があってこっちには水性があって何が違うんですか?』

店員『好みで分かれるのですが、だいたいDIYでやられる方は水性を買われていきますよ。手とかについても水で洗い流せるので楽ですよ。』

私『そうですか!分かりました!じゃあ水性にします!』

 

と、まぁ短い茶番劇ではないですが、どこのホームセンターでもこのような会話が繰り広げられているのかなと思います。※私の想像ですが。

 

しかし、本当に水性が良いのでしょうか?

店員さんが進めてくるので間違ってはないはず!

 

そう!間違ってはないんです!!

初心者で、DIYをする程度ですと水性の方が断然使いやすいです!

私も塗装の仕事をしていますが、油性(職人の方は溶剤っていう方が多いです。お得な豆知識)より水性の方が断然扱いやすいです。

油性はシンナー混ぜたり手に汚れ着いたらシンナーで取ったり目に入ったら激痛なんてもんじゃないですね。それほど強力って事です。

 

しかし水性は水を混ぜるだけ。手についてもある程度の汚れなら洗い流せます。固まってしまったら結局結構ゴシゴシしないと取れないんですけどね。

 

油性と水性のそれぞれのメリット・デメリット

 

油性のメリット

雨や水等に強い

密着性が高い(物に対して塗料がよくくっつきます)

耐久力が高い

仕上がりが綺麗

 

水性のメリット

油性塗料に比べ安価(安い)

臭いが少ない

室内環境基準F☆☆☆☆(エフフォースター)

水で洗い流せる

 

油性のデメリット

塗料を薄める際に専用のシンナー(ぺいんと薄め液)が必要

手に着いたら取れない

臭いがきつい(くさい)

値段が水性に比べ高い

 

水性のデメリット

耐摩耗性が低い(劣化が早い)

気温が低いと施工できない(湿度が高い場合も同じ)

比較的油性より耐久性等が劣る

 

 

油性と水性のメリット・デメリットがこれだけあります。

初心者がDIYをする時にはやはり水性の方がいいですが、プロに頼む場合は油性(溶剤)ですか?水性ですか?と聞いてみるのもどうでしょうか?

 

また塗る相手(壁や屋根・木材・鉄骨等)によって油性を選んでみたり・水性を選んでみたりするのも良いかなと私は思います。

 

ざっくりと私の偏見ですが、塗る相手によって私は何を塗るかを目安で教えていきたいと思います。

 

室外

  • 外壁(水性)こちらの理由に関しては、(安価、臭いが少ない)の為です。
  • 屋根(溶剤)
  • 波トタン(溶剤)
  • 瓦棒(溶剤)
  • 鉄骨(溶剤)
  • ウッドデッキ(水性)
  • 木材はだいたい(水性)

 

室内

  • クロス(水性)
  • 室内全般は有機溶剤中毒などのおそれがあるので基本的には水性が好ましいです。

 

以上が私の独断と偏見による塗る相手によっての塗料の選び方です。



まとめ

なんでもかんでも水性を塗ったり、油性の方が強そうとか理由で油性を塗ったりではなく、このように用途によって塗料を使い分ける事も重要になってきます。

ちなみに刷毛(ハケ)や筆にも油性用と水性用があるのをご存じですか?

そちらはまたの機会に説明しようかなと思います。

 

このコロナが完全収束していない今、ご自宅でDIYの方を励んでみてはいかがでしょうか。